オレンジで働くスタッフインタビュー

オレンジの取り組みや職場環境について、現場で日々勤務するスタッフが語ります。
【2】児玉麻衣子医師

患者さんとその家族、そして自分の人生も大事にできる環境です

児玉麻衣子 プロフィール
福井医科大学卒業後、福井大学医学部付属病院や高浜町和田診療所での勤務、カナダのオタワ大学医学部家庭医療部での研修などを経て2011年よりオレンジホームケアクリニックに勤務。

オレンジホームケアクリニックに
勤務したきっかけは?

 (オレンジホームケアクリニック現代表の)紅谷先生と一緒に福井県内の大滝東クリニックで働いていた時、紅谷先生がオレンジ開業されるとのことで誘っていただいたのがきっかけです。当時から主に訪問診療の分野で働いていたのですが、紅谷先生の「ただ仕事をするだけではない、いつも周囲が驚くようなワクワクする仕事ぶり」を間近で見て、一緒に開業したらもっと楽しい仕事ができるのではと思い、お誘いを快諾しました。

オレンジで働くスタッフの雰囲気は?印象に残ったエピソードも教えてください。

 ここで働き始めて驚いたのは、「スタッフの中に嫌な人がいない」ということです。お互いに少しでも仕事しやすいように気遣ってくれますし、私自身いつも心地よく仕事できています。そして仕事だけではなく、お互いのプライベートも大切にしていますね。家族が病気の時などは快く休ませてくれ、みんな自分のことのように心配してくれます。また、誰もがやる気にあふれていて、高い向上心を持っていると思います。過去に医療関係の仕事に就いていなかったスタッフでも、積極的に勉強する姿勢を感じます。
 以前、難病で寝たきりになった患者さんの外出支援を企画したことがあったのですが、私は当時妊娠中で体調がすぐれず、十分に関われない状態でした。それでもスタッフのみんなが自主的に計画を進めてくれて、その外出支援は大成功。患者さんのご家族も、とても喜んでくださいました。誰かが思いついた企画をそのままにせず、みんなが責任を持って患者さんとご家族のために動く。これがオレンジスタッフの素晴らしいところだと思います。

開業から1年半、多数の研修医も迎えてきました。
研修医との接し方には変化を感じますか?

 オレンジに入ったばかりの頃、私は主に以前働いていたクリニックでの経験をもとにして学生研修医の方々と関わっていた気がします。そのクリニックのやり方にとらわれていたというか……。オレンジでの経験が徐々に増えるにつれ、「今まで自分がやっていた診療は、まだまだ形だけのものだった」と実感するようになりました。
 ご自宅で会う患者さんのご家族の笑顔をたくさん見て「やっぱり在宅はいい」と実感する一方で、常に自宅が100%というわけではなく、「患者さんのご家族が後悔の少ない人生を送るために、私たちは生活の場を選ぶお手伝いをさせていただいている」と考えるようになりました。その頃から学生研修医との関わり方にも偏りが少なくなり、より多面的になったと思います。
 スタッフと学生研修医の方々との関わりも、大きく変わりました。開業当初はみんなどうやって関わってよいか分からないようで、研修医の教育は医師まかせという雰囲気があったんです。しかし経験と勉強を積み重ねることで、オレンジ全体で学生研修医を育てるという意識が芽生え、スタッフみんなが学生研修医に積極的に声をかけるようになりました。今年6月に福井大学医学部6年生が二人、4週間という長期で実習に訪れたのですが、最終日の学生さんの発表では、一人で悩む学生に様々なスタッフが声をかけ、それをきっかけに大きく成長したことが実感できる内容でした。